黄熱
- どんな病気?
- 黄熱は、蚊によって運ばれるウイルスが原因の病気です。ヒトからヒトへの感染はなく、ウイルスをもった蚊がヒトを刺すことによって感染する病気で、赤道周辺のアフリカや南米などで流行がみられます。
- 症状は?
- 黄熱にかかると、突然の発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐などがあらわれます。それらの症状はいったん改善しますが、その後、腎不全、黄疸、心筋障害、出血などの重い症状があらわれます。発病すると致死率は20%と高く、免疫をもたない渡航者などでは60%に達するという報告もあります。
- 予防は?
- 黄熱を予防するためには、蚊に刺されないように心がけましょう。長袖・長ズボンを着用したり、防虫スプレーを使って対策します。また、ワクチンで予防することも有効です。国内での黄熱ワクチン接種は指定された施設のみで実施されています。
- 対象ワクチン
- 黄熱ワクチン
- ワクチン接種の検討をおすすめする地域
- 赤道周辺のアフリカや南米に滞在する場合、予防接種をおすすめします。入国時や乗り継ぎ時に「黄熱予防接種証明書」が必要となる国もありますので、検疫所で確認して下さい。黄熱予防接種証明書は接種後10日目から10年間有効です。
黄熱について、詳しくは厚生労働省検疫所HP「FORTH」をご覧ください。
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